留学の記憶(忘れる前に)

留学中の出来事。あんなことやこんなこと。

「旅の見せ方」

旅をしたとして。

写真を取ってブログにまとめたりとか、

ビデオを撮って編集して公表したりとか、

自分の旅を「発信」していくのって、

とっても大変だし。

めんどいくさいし。

自分の旅、見たこと、感じたことを「消費財」にしてる気がして。

なんか、僕は本腰入れて出来ない。

 

僕が撮る写真には2種類あって、「自分のなかに物語があって、いつかその写真を見返した時に、背後にあるストーリーがすらすら語れるやつ」と「撮った場所しか言えないやつ」がある。

 

僕は、自分の目が、世界で一番いいカメラだと思ってる。

彩度も感度も手ぶれ補正だって、世界一の高性能。

「一瞬を逃さない」とか言うカメラのCMあるけど、

僕はべつに、一瞬を逃してもいい。自分の目で見てれば。

カメラごそごそやってて、「生の」その一瞬がどっかいってしまうのが嫌だ。

(僕は、ほとんどサングラスをかけない。どうしても、色が変わっちゃうから。)

 

自分の目を通して、見たものが一番価値があると思う。

アンコールワットの写真とか、エッフェル塔の写真とか、めっちゃ綺麗に撮ったところで、ネットで探せば、いくらでも観れる。なんなら、自分が撮ったのより綺麗なのが。

 

でも、自分の目でキョロキョロして、たまたま見かけた道端のカエルとか、お母さんに怒られてる子供とか、工事中のお家とか、そういうのは、ネットで探しても見つからない。

自分の目でしか見れない。

「生の映像」

 

そういうのを、自分の目でちゃんと見た後に、写真をとると、あとで見た時に、もう一度あの場所に戻れる。

 

僕のFBのアルバムはそういう写真の宝庫。

1つもいいね!付かないような、他人からは意味不明な写真だって、僕にとっては「生の映像」

 

"Do not take a picture before you feel"

僕は綺麗な写真をとるために旅してるんじゃない。

五感で感じに行ってるんだぜ。

というのが僕の信条。

 

・・・が。

 

この前グアテマラで出会った、世界一周新婚旅行をしているご夫妻が400日間の旅を通じて撮った、ドローン撮影動画は、本当に綺麗だったなぁ。

動画を作ったのと、作らなかったのとじゃ、全然違うよなぁ。

あの動画をきっかけに、テレビに出たり、TEDxKyotoに登壇したり、道がつながっていってるもんなぁ。

お二人は仕事を辞められて、400日間の旅に出た。そしてあの動画を作った。

いや、でも、お二人はとても楽しそうに旅してた。

どうやったんだ???

 

以前、旅ライターをしている方に質問したことがある。

「旅先で景色を見ている時に、純粋に感じる前に、"どうやって書いたらウケるかな"って考えちゃったりしませんか?あらかじめ、景色の"見方”を決めて出かけたりとか。」

 

「しますね。むしろそればっかり考えてます」

 

僕はそうなりたくない。

 

でも、僕もそろそろ卒業だ。

仕事を見つけなければ。

 

旅でお金稼げれば、196カ国を旅するという夢につながる。

でも、旅を仕事にしてしまったら、それは僕から、僕にとっての本物の「旅」がなくなっちゃいそうで怖い。

 

どーしよう。どうすれば。

 

↓サンタモニカの夕陽。

初めての一人旅で、いろいろ大変だったし、怖さとか無理矢理感じないようにしてたときにみた夕陽。なんか、どこへでも行けるし、なんでも出来る気がしたのを覚えてる。

あと、「彼女欲しい」と思ったのも覚えてる。笑

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